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Archives for 創り手のこと

花火は晴れるか雨か?

数日前の天気予報では、22日はくもり時々晴れでしたが、
昨夜の予報では、NHKではくもり、テレ朝ではくもりのち雨、
なんともビミョーな雰囲気になってきました。(笑)
ここからは、もうなんともならないので、成り行きにおまかせ。
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当日は朝9時~夜7時までの営業となります。昨年までは
花火終了後の夜9時~0時まで開いておりましてが、
今年からは行いませんので、ご注意ください。
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そして今年で5年目となる、OMAGARI HANABI
ORIGINAL DESIGN T-SHIRTS ババババンッ
秋田市の6JUMBOPINSの京野さんが来てくれて
出来たてホカホカのTシャツを店頭にて販売いたします。
毎年売れ切れてしまう大人気のTシャツが今年も来ます。
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そして、今回新しく発売しております「おいしい花火」。
お盆の期間から好評をいただき、たいへんうれしいのが
地元の方々の需要が多い事です。
直前になり、数をまとめて購入される方が多くなっています。
当日、数がビミョーです。売れ切れゴメンなさいです。
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今、ご来店されたお客様から当日の降水確率70%だと。
なんとか降りませんように・・・。

 

 

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「おいしい花火」もうすぐ発売です。

いろいろと花火玉のつくられるまでをご紹介して
きましたが、もうすぐ、8月10日(月)より発売が
決まりました。
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この週末は花火玉や中身のお菓子などが納品になり、
店内がダンボールの山になっています。
なんとかこの週末に段取りをつけて、10日の発売に
こぎつけたいと思っております。
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10日(月)からの発売ですが、当店と大曲駅2階の
観光情報センターの2箇所となります。
2回に分けての納品となります。第1回目が10日(月)、
第2回目が20日(木)の予定です。
なくなり次第に終了となりますので、ご了解ください。
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秋田、特に大曲はこの夏に雨が少なく、暑い日が
続いていますね。天気予報では、お盆あたりまでは
お天気が良さそうです。
最近の地元での会話で、「花火は雨が降るのでは?」と
言われる事が多いようです。
桟敷席が流れない限り、どんな天候でも開催になります。
どうせでしたら、晴れてくれる事を望みますね。

 

 

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おいしい花火 つれづれ④

ちょうど、お伺いした時はキイロの花火玉を乾燥、
そして半分にカットする前でした。
こんな感じでカゴにはいっていると、果物みたいで
かわいいですね。
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そして半分にカットするのは専用の機械があります。
花火玉の中には木型がはいっているため、
中まで切らないように注意しないといけません。
この作業は誰でもできるのではなく、熟練した人が
行うそうです。

大仙市には花火そのものをつくる会社もたくさん
あります。むかしから、その地域で、いろんな
面倒をみる役目もあるそうです。地元に居ると
なんとなく、わかるような気がします。
この重厚な機械も、むかしに花火師さんが
準備してくれたそうです。たぶん、ただで。(笑)

機械で切れ目がつけられた花火玉ですが、
つくる行程で前にもふれましたが、糊を多く
使うために、なかなかパカッと木型からとれません。
そんな時、専用の石の上で、花火玉にキズが
つかないようにたたいて、木型からはずします。
これも、すごくむずかしそうでした。
ようやく、ここまできましたね。
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花火の玉がつくられる行程。いかがでしたか?
専用の機械でカパカパつくられると思っていた
方もいらっしゃるかと感じますが、こんなに、こんなに
行程があり、施設の人たちのあたたかい手で
じっくりじっくりとつくられるのです。
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表舞台の花火は、華やかですばらしいですね。
でも、その舞台裏では、こんな地道な作業を
ていねいに、ひとつの生活のリズムにしている
方々もおられるのです。

 

 

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おいしい花火 つれづれ③

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おいしい花火。花火玉のつくり方、続きです。
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木の型に新聞紙を貼って丸くするのですが、
それが均一でないといけません。
そこで、厚めの重い板を使って、ゴロゴロと
均していきます。ちょうど、おじゃました時に
何人もの施設の方が、この作業をされており、
「ゴロゴロ ゴロゴロ」と、なんとも迫力ある音に
ちょっとビビリました。

そして均されたら、その上にクラフト紙を貼ります。
お化粧するような感じですね。
そしてまた、上の写真のようにゴロゴロゴロと。
そして、ある程度均一になったら、また乾燥します。
今年の大仙市は雨が少なく、乾燥している時期が
多かったため、比較的楽だったそうです。

雨の日の窓辺に、コロコロと並んでる様子も
かわいい雰囲気でしたよ。
花火玉の事をいろいろと見たり聞いたりしていて
すごく感じるのは、施設の方々の花火玉に
対する「やさしさ」でした。ていねいにていねいに
ひとつひとつ。
雑多とした世の中で、流されている事が多い中、
本当に心が洗われる気持ちになりました。
続きのお話しはまた今度。

 

 

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おいしい花火 つれづれ②

「おいしい花火」に使用される花火の玉について、
もう少し詳しく説明していきたいと思います。
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花火の玉は、大曲の松倉にあります社会福祉法人
「まつくら」という施設の方々により、ひとつひとつ
ていねいにつくられます。
この施設は旧松倉小学校。木造のあたたかみある
校舎は、まわりの緑にも囲まれて、とても風情ある
建物です。そんな環境の中、ひとつの花火玉が
つくられるのに、なんと1週間から長い時は10日
以上かかると言います。

最初は上の写真の丸い木の型に、専用に切った
新聞紙を一枚一枚、のりをつけて貼っていきます。
なんと、使用されるのりも、あきたこまちと餅米を
粉状にしてつくられるそうです。

雨が続くこともあれば、今年みたいに晴れる日が
続くこともあります。そんなお天気によって、のりの
具合や新聞紙を貼って乾燥させる時間なども
その場その場で調整されるとの事。

こんな感じになります。この状態は中に木型が
はいっていますので、けっこう重量感あります。
この続きは、また今度。

 

 

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おいしい花火 つれづれ①

本物の花火の玉に地元のおいしいものをギュッと
詰め込んでおります「おいしい花火」シリーズ。
いよいよ今日、その撮影が行われました。
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販売は8月の10日からを予定しております。
中身が気になりますね。
左から、お隣りの横手市増田、蔵の駅向かいにあります
旬菜みそ茶屋くらをさんの「米こうじ茶」。
このお茶、本当においしいんです。普通にポットに
淹れてもいいのですが、牛乳で淹れると、なんとも
言えない味わいになります。カフェインもゼロなので
安心して味わっていただけます。
そして真ん中、キイロの花火玉は
大曲で五代続く和菓子店、菓子司つじやさんの
「大正ロマンプチクッキー」。
唯一の洋菓子である、このクッキー。本当に素朴な
味わいで、食べ応えのあるお菓子です。
今回は特別な花火の型を使って焼いてもらいました。
そして右側のきみどり色の花火玉は
大曲駅前、商店街の入口にあります、お菓子と民芸
ほうげつさんの「お抹茶入りもろこし」です。
お抹茶は大曲大町の兼松園のものを使用。
店主自ら細かい配合を重ねてくださり、ひとつひとつ
ていねいにつくってくれました。
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おいしさもギュッと詰まっていますが、
使用している花火の玉も、実は大曲でつくられます。
そんなお話しはこれからご紹介します。

 

 

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「364」という考え方。

「大曲は花火があるから、いいよね~!」とか、
上から目線で、「花火で活性化しないと!」とか、
「昔は花火の日の売上で1年飯が食えた」とか。
ずいぶんと恩恵を受けてきた巨大イベントである
「大曲の花火」。
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もちろん当店も、当日はたくさんのお客様に
来ていただき、にぎわっております。
でも、でもね、1年通して考えてみると、花火は
1年365日のうち、1日なんです。
別にそれがいいとか悪いとかいう話ではなく、
花火以外の日も、ちゃんと充実していかないとね!
という考えを持つ人たちというか、商店街というか。
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そんな考えを「364プロジェクト」として手描きの
マップをつくったのが一昨年前。その後応援企画で
いろんな小さいイベントを行ってきました。
そして、今回、コミッとTシャツをつくってみました。
誰にも相談してません。これからジワジワと
進めてまいります。  ぜひぜひ。

 

 

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夏のむぎわら帽子

今日は、どことなく曇模様の秋田です。
秋田の中でも大曲は特に雨が降らず、河川や
田畑に影響がでないか、ちょっと心配になります。
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夏の必需品、むぎわら帽子。
こちらは埼玉県春日部市で創られております。
関東平野は麦の産地で、明治時代から盛んに
なり、同時に帽子も創られるようになりました。
当時は20軒もあった帽子工場も、今はひとつになり、
でも、こうやってしっかりとつくられる、むぎわら帽子が
存在する事が、なによりと思います。
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今回入荷のむぎわら帽子は、革のひもがついており、
アクセントにもなっています。
この夏、ちょっとしたお出かけに、ぜひぜひ。

 

 

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2015年度版の花火小風呂敷

秋田の大曲は全国の花火競技大会があります。
日本各地から4万人の地域(大曲地域)に80万人もの
観光客が1日だけいらっしゃいます。
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そんな中、かさばらない、食べ物じゃなく、使用できるものと
よくある観光地のアンケートになんとなく対応している
小さめの風呂敷になります。
サイズは50cm×50cm、原料・製造共に日本製です。
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花火の柄を水玉模様に見立てたデザインは当店のオリジナル。
小風呂敷は毎年色合いを変えて創っています。
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今年の色合い。
黄色とグレー。こちらは以前からやってみたかった配色。
なかなか視認度(色のメリハリ)が低い組合せで、
商品にはむかない配色なんですが、いつかやりたいと
思っておりました。
うすい紫とみどり。
「売れる」事を意識しなかった配色。ピンク寄りの色になると
やはり売れ筋になりがちですが、どちらかと言うと、紫に
近い色に指定しました。みどりも少しくすんでいます。
この配色は源氏物語に出てくる色合い。なんとなく着物の
色の組合せですね。
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小風呂敷はお弁当を包んだり、ひざかけにしてみたり、
ハンカチ代わりにもなります。
綿シャンタンという、綿素材でもかなり丈夫な生地を使用、
捺染(なっせん)という顔料染めですので、色落ちがなく
風合いがいつまでも変わらない特徴があります。
ぜひぜひ。

 

 

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インテリアライフスタイル展

年に2回行われる、デザイン見本市インテリアライフスタイル。
今年で25年という、ロングランの展示会です。
具体的に言うと、全国のモノづくりしている人たちが
それぞれのブースに居て紹介、そして我々みたいな
小売り店や大型店などでお取り引きを検討する場。
他にも、創っているモノをどのように展開したらいいか、
どんな流通でここまで来ているのか、どんな人たちなのか、
などなど、アンテナを高く張ってる人たちが来ています。
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ここ数年、よく見られるのは、県単位でブランディングして
紹介しているパターンです。
見た目にも、ものすごくこだわり、デザイン、スタイリング、
ブース構成などもステキに創られています。
しかし、お話しをしてみると、話がチンプンカンプンに。
いざ、現場(売場)に展開するとなると、小売り店にしても
百貨店のバイヤーにしても、とてもシビアな内容になります。
商品のコト、地域のコトは熱意をもって語ってくれるけど、
いざ流通やサイクルの話になると、わからない。
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わからないのは、わかるが、そこを見据えてくれないと
取り引きまで行かないし、すぐに忘れられてしまいます。
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地域ブランドのむずかしさ、切り口の見せ方、出し方を
本当に見せつけられた展示会でした。
人ゴトではありませんね。我々もまちづくりを現場でやってる
当事者ですからね。
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最後に。
そんな中、角館の伝統工芸である桜皮細工、富岡商店さんは
着実に地位を向上させて、しっかりと見せてました。
地に足がついているというか、ぶれていないのです。

 

 

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