ちょうど、お伺いした時はキイロの花火玉を乾燥、
そして半分にカットする前でした。
こんな感じでカゴにはいっていると、果物みたいで
かわいいですね。
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そして半分にカットするのは専用の機械があります。
花火玉の中には木型がはいっているため、
中まで切らないように注意しないといけません。
この作業は誰でもできるのではなく、熟練した人が
行うそうです。

大仙市には花火そのものをつくる会社もたくさん
あります。むかしから、その地域で、いろんな
面倒をみる役目もあるそうです。地元に居ると
なんとなく、わかるような気がします。
この重厚な機械も、むかしに花火師さんが
準備してくれたそうです。たぶん、ただで。(笑)

機械で切れ目がつけられた花火玉ですが、
つくる行程で前にもふれましたが、糊を多く
使うために、なかなかパカッと木型からとれません。
そんな時、専用の石の上で、花火玉にキズが
つかないようにたたいて、木型からはずします。
これも、すごくむずかしそうでした。
ようやく、ここまできましたね。
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花火の玉がつくられる行程。いかがでしたか?
専用の機械でカパカパつくられると思っていた
方もいらっしゃるかと感じますが、こんなに、こんなに
行程があり、施設の人たちのあたたかい手で
じっくりじっくりとつくられるのです。
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表舞台の花火は、華やかですばらしいですね。
でも、その舞台裏では、こんな地道な作業を
ていねいに、ひとつの生活のリズムにしている
方々もおられるのです。

 

 

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