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Archives for 12月, 2010

2010年の締めくくり。

   ・・・
今年も本日をもって終了となります。
一年、たくさんのお客様にご来店いただき
本当にありがとうございました。
   ・・・
来年2011年は、
当店のプライベートブランド「アキタ和モノ」を
立ち上げます。
日々の暮らしにすんなりととけこむような
そしてできるだけ秋田県内で創り上げる。
そんなアイテムを考えております。
   ・・・
あとは当店の2階スペースの活用です。
様々な催事や展示を行いたいと思います。
   ・・・
秋田の年始は雪もようのようですが、
お正月2日から平常通り営業しております。
人ごみに飽きましたら、
ぜひお立ち寄りくださいませ。

今年一年、最後に・・・?

2010年、振り返れば
地元大曲の花火が100年記念だったり、
その100年でいろんな方面の方々と
ごいっしょさせていただき、いろんなコトをしたり
いろんなモノを創ったり・・・。
そしてカワノホトリを企画したり、
廃校フェスに参加したり・・・。
   ・・・
そしてお店を移転、新しくなったり・・・。
   ・・・
そして年末の年末にウィルス性胃腸炎になりました。
いやいや、これはインパクトが大きかった。
前の店舗の解体が終わったその日に
かかってしまいました。
大きい疲れが来ないまま、年越しかなぁ・・・なんて
ゆったりした気持ちでいたら、こんなもんです。
   ・・・
年末・年始、皆さんもご自愛くださいませ。

当店は明日31日の午後3時まで、
年始は1月2日午前10時よりスタートです。
毎年の事ながら、福袋やセールは致しません。
ゆったりとした幕開けです。

気軽に、お立ち寄りくださいませ。

 

 

  

 

写真さつえい

   ・・・
お店が新しくなった、ある日、
秋田市のプロカメラマン鈴木竜介氏に
約半日かけて当店を撮影いただきました。
   ・・・
鈴木氏とは、もう6年ほど前に
前のお店のショップカード制作時からの
お付き合いです。
   ・・・
午後からのさつえい、
夕刻の空が夕やけから暮れる頃の
微妙に空の色とお店の外壁の色が
変わりつつあるところを
長い時間をかけて撮ってくれました。
   ・・・
店内はひろがりをどのように表現するか
どのように撮ってくれるのか、
とてもワクワクしましたし、楽しみでした。
   ・・・
先日、画像を拝見して、とても納得しました。
選んだカットは、ごく普通に撮られたもの。
けっして建築風でもなく、モダン風でもなく・・・。
   ・・・
まもなくこちらのサイトのトップページに
掲載される予定です。
もちろんショップカードや年末のカードにも
使用しております。
   ・・・
商品や接客でお店を表現するだけでなく、
ちゃんとした販促ツールを制作し、
いろんな方々の手にとっていただく。
基本的なコトですが、見落としがちです。
   ・・・
お店のポートレイト、
いろんなところへ出かけた時の
お店を表す手段としては、とても効果大です。
   ・・・
自身のお店を育てる上で、
鈴木氏の写真は、なくてはならない
ひとつの柱です。
同行いただいたデザイナーの矢吹氏、
それぞれ、本当にお疲れ様でした。

雪のクリスマスです。

   ・・・
まあ、秋田に暮らしていれば
雪のクリスマスなんて、当たり前です。
この時期はお正月対応と重なるため
当店のクリスマスギフトは、
「あまり関係ないや、うちは・・・」なんて
ヒトゴトのような、ここ数年でした。
   ・・・
今年はちょっと違います。
男性おひとり、女性おひとり・・・と、
クリスマスギフトがちょっとずつ増えました。
   ・・・
クリスマス用の包装やリボンは
用意していませんが、どうだったのかなぁ・・・と、
今頃になって考えてしまいます。
   ・・・
あと、おひとりで来られるお客様との
お話しする時間が長くなったような気がします。
店主は別にいろんな経験が豊富な訳では
ありません。
でも、「話し好き」かも知れません。
   ・・・
こんなおっさんで宜しければ、
いつでも歓迎いたしますよ。
男女問わずに・・・。
   ・・・
今朝から降りだした雪はもう道路が真っ白に・・・。
雪かきのクリスマスの午後のようです。

雪の降るところで・・・。

   ・・・
新しいお店だの、前のお店だの、
そのようなお話しが多く、
肝心の冬のはきものの紹介が遅れました。

2011雪下駄-001 

最初は「雪下駄」。
毎年、提案させていただいてますように
パーツすべてがオリジナルです。
今回は生地から選び、ビニールコーティング
そして裏張りも、しっかりと・・・。

2011雪下駄-002 

爪革を変えてみると、こんな感じに・・・。

2011雪下駄-003 

爪革は色合いが3種類ございます。
上から黒地に白ドット、茶色地に水色ドット
ベージュ地に黒のドット・・・。
   ・・・
ちょっとポップな感じですが、
ドット柄は和装にコーディネイトしやすい
スグレモノです。

2011雪ぞうり-001 

続いて「防寒ぞうり」です。
当店ではここ数年、あまり濃い配色の
防寒ぞうりは、好まれません。
それは、やはり天候のせいもあるかも・・・。
「せめてはきものは明るい色合いで・・・」と
おっしゃる方が多いのです。

2011雪ぞうり-002 

花緒部分と足が乗る部分です。
生地は本天〈ビロード〉にして、
寒い冬でも、あたたかく・・・。
色合いはピンク系〈写真のもの〉と
ベージュ系の2種類ございます。
   ・・・
防寒ぞうりも、すべてオリジナルです。
お取引しているメーカーさんで
「こうゆう生地は加藤さん向けだよね・・・」と
いろいろと情報をいただく中から、
「それじゃ、ここにこの生地を使って、
ここには、この色のラインにして、高さは・・・」と
無理難題を、キチンと丁寧に行ってくれるのは
本当にありがたい事です。
   ・・・
雪の降るところでは、雪の対策を本気で考えます。
当店も雪が降るところ。
本気で防寒のおはきものを考えております。
まあ、ちょっと「遊び」もありますけど・・・。

ぜひお出かけください。

新春 年賀状展 です。

   ・・・
2011年の新春 年賀状を
和装はきもの・小物 加藤 へ送りませんか?

うさぎ年らしいもの、新しい年明けにふさわしいものなど
皆様から寄せられた年賀状を展示いたします。
年賀状を通して、新年のよろこびを共に味わいましょう。

募集要項
募集内容 2011年の年賀状
作品規定 ハガキサイズ
       1名につき1作品〈宛名面の裏側を作品とする〉
出品費用 無料

応募方法
宛名面に、住所・氏名・電話番号・Eメールアドレス
作品についてのコメントを添えて、郵送〈郵送料自己負担〉
もしくは当店へご持参にてご応募ください。
※展示の際、お名前を作品に添えさせていただきます。

応募先
〒014-0024秋田県大仙市大曲中通町9-20
和装はきもの・小物 加藤 「年賀状展」 係
※宛先に必ず「年賀状展」係とご記入ください。
 この明記がない年賀状は展示できません。

応募締切
2011年1月4日〈火〉当日消印有効

展示期間
2011年1月8日〈土〉~1月31日〈月〉
毎週水曜 定休日となります。
午前10時~午後7時

展示場所
和装はきもの・小物 加藤
2階ギャラリースペース

特にステキな作品にはお年玉として以下の
賞を用意しております。
◎和装はきもの・小物 加藤 賞・・・風呂敷
◎秋田デザインサポート会議 賞・・・手ぬぐい2枚セット
◎ギャラリーココラボラトリー  賞・・・手ぬぐいはんかち3枚セット
◎noon designbox 賞・・・・・・・・レターセット
それぞれ1名様となります。

お気軽気分で、ぜひご応募ください。
宜しくお願いいたします。

 

 

 

階段タンスのこと。

   ・・・
こちらも格子戸と同様、皆さんにご愛顧
いただいた陳列棚です。
   ・・・
お店をはじめる時に、何か格になるものが
ほしくて、いろいろと探してました。
秋田市よりちょっと北に五城目というところが
ありますが、ここはタンスが特産です。
   ・・・
とてもステキな赤い整理タンスを見つけました。
本当にすばらしい出来で、心が奪われました。
しかし、価格が気持ちと正反対でした。
ガックリとあきらめ、大曲へ帰りました。
   ・・・
同じ頃、大曲でお世話になっている
こっとう屋さんに来てもらい、
父が残したいろんなこっとう品の話題になり、
その中で、ちょっとお店のお話しをしたら、
「買う買わないは別に、大きい階段タンスが
あるんだよなぁ・・・」
「あまり大きくて、倉庫に眠ってるんだ」との事。
   ・・・
はじめは、なんか「いかにも・・・」と感じてましたが
実際に拝見すると、その大きさにビックリ・・・。
階段の向きやシンプル加減、寸法も
本当に計ったくらいにピッタリ・・・。
価格も良心的にしてくれました。
   ・・・
今回のお店移転の際、設計の段階では
この階段タンスをどこかに設置する予定でした。
しかし、どこにも収まらない。
一般のご家庭では、到底無理な大きさ・・・。
ここで、店主はなんとなくぼんやりと
茶房バティックさんに、この階段タンスを
設けたイメージをしてました・・・。勝手に妄想。
   ・・・
本当のギリギリでオーナーの佐代さんに
お願いして、行き先が決まりました。
   ・・・
プロの引越し屋さん2名で持っていきましたが
それが入らない。なかなか入らない。
肝心の店主は電話で呼び出され、
その場を離れてしまいました。
   ・・・
新しい店舗に移り、しばらくしてから
バティックさんにおじゃますると、
その引越しの際に、2人で入れられなく、
後日3人で階段タンスをバティックさんの店内へ
かなり難儀をして入れたそうです。
   ・・・
バティックさんに設けられた階段タンス。
当店にある時よりも、どこか凛としています。
ぜひお確かめください。

以前のお店について・・・その3

   ・・・
格子戸のお話しの続きです。
今年の夏前くらいから、知り合いや
お店をやってる友人、他いろんな方に
格子戸の行き先を探してもらってました。
   ・・・
ひとむかし前に、どこの商店でもあった
アルミ枠のガラス戸、下に紫色のアクリルのやつ。
当店も間口いっぱい5枚設けられてました。
5枚だと、真ん中から出入りできない。
つまり、どこが本当の入口かわからない。
   ・・・
やっぱり、バーンと真ん中から左右に
分かれる戸にしたい・・・。と思ってました。
   ・・・
話しは戻りますが、引越し間近になって、
知り合いの知り合い・・・みたいな方が来て
「なんだったら引き取ってもいいよ」ってな
言い方をされたり、あまり好みじゃない
工務店に話しがいったり・・・。
はっきり言って、NOでした。
   ・・・
まあ、そんなにアカデミックじゃない格子戸
なんですが、納得いく方に受け取ってほしい・・・
と、言う事で盛岡の岩井沢さんに
思い切って電話しました。
   ・・・
岩井沢さんの事はホルツさん経由でも
知ってましたし、個人的にもご来店いただき
購入いただいてましたし、雑誌等でも
とても「こっち向き」の方だと、勝手に
感じてました。
   ・・・
すんなり、受け止めていただき、
引き取っていただきました。
よかった、よかった・・・。
   ・・・
あの格子戸を創ってくれた木工屋さんに
近いうち報告に行きたいと思ってます。
   ・・・
次回は、階段タンスのお話しを・・・。

以前のお店について・・・その2

加藤格子戸-002 

写真は以前のお店の入口「格子戸」です。
   ・・・
今年の10月はじめに撮影したものです。
   ・・・
この格子戸、と言うか「木の戸」は、
お店をはじめる時に絶対条件でした。
でも、どんなカタチにするかが悩み・・・。
   ・・・
当時は、大仙市内の県営住宅に
住んでましたが、そこの台所と廊下の間、
白い引き戸を見て「こんな感じだね・・・」と
とても身近にヒントがあったのです。
   ・・・
創っていただいたのは、近くの木工屋さん。
むかしからお世話になっており、
ちょくちょく、いろんなものを創ってもらってました。
   ・・・
たくさんのお客様に引いていただいた
思い出深い「格子戸」。
その行き先を考えて、悩んでました。
この続きは、また今度・・・。

以前のお店について

   ・・・
先月20日の開店から約20日が
経ちました。
手ぬぐいのイベント期間中ですが、
このようにブログをカチカチ入力する
余力が出てきました。
   ・・・
現在のお店にご来店いただくお客様から
以前のお店との違いをよくお聞きします。
   ・・・
良い悪いというお話しではなく、「違い」。
開放感や明るさ、お店前のスペース、
2階がある事、そして店主のスペース。
   ・・・
まだお店が新しい事もあるかも知れませんが、
確実にお客様の滞在時間が長くなりました。
それは店主にとっても、うれしい事です。
   ・・・
以前のお店は、約40年前に父が建てたもの。
当事としてはめずらしかった緑色のモルタル床、
たくさんのガラスケースに小上がりのタタミ。
そこで、お客様といろんな会話があったのでしょう。
   ・・・
8年前にお店を引き継ぎ、改装。
今、お店が変わってみて、振り返ると
心の底から好きなお店でした。
80万円の予算しかなく、変えられるのは
入口の木の格子戸、後は天井と床、照明。
   ・・・
どこがどのように良いか、どこが悪いのかも
何もわからない状況での改装。
当時はそんな考えすら思いつかない感じ。
取り扱い商品も変わり、戸惑う日々・・・。
   ・・・
40歳でのスタートで、個人的には「遅いかな?」と
思いましたが、それは今でもよくわかりません。
   ・・・
でも、どこか父の香りが残るお店であった事は
確かです。