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Archives for 3月, 2012

被災地支援事業「買って応援市」 その三

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1月から3月の第4土曜日に開催された
「買って応援市」。
最後の3月の第4土曜日は、
ちょうど新作花火コレクションの日と重なりました。
   ・・・
それならば、「買って応援市」を終わってから、
花火を見てもらい、呑み会もしましょう・・・と
宿泊していただきました。
花火も特別協賛として、ゆりあげの皆さんのための
花火を打ち上げたり寒い中、楽しんでいただきました。
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その後、近くの宿泊場所での懇親会。
3か月連続で来ていただいた御礼と、
我々の土屋館衆との呑み会となりました。
ゆりあげの皆さんも約20人程ご参加され、
そのほとんどが被災されている方々。
いろんな会話の中に、やっぱり大震災の話になります。
でも、秋田で のほほんと過ごしている我々に
逆に激励していただく様子が多かったのです。
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終了して2~3日経った後、冷静に考えると、
細くてもいいから、長く続けないといけない・・・と。
「支援する」とかではなく、いっしょに何かやる事。
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この3か月は、とてもいい経験をさせていただいたと
本当に感じました。

被災地支援事業「買って応援市」 その二

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この事業の計画は昨年12月末のギリギリで
決定しました。
それからは準備も段取りもバタバタ・・・。
1月~3月の第4土曜日に開催するという・・・。
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ゆりあげの皆さんも何が売れるのか把握できず、
1月は試行錯誤されたようです。
なぜか「すじこ」が売れるらしく、30分で完売・・・!
2月は1月の10倍持ってきましたが1時間で完売・・・!
そして今月は2月の4倍持ってきて完売・・・と、
驚異的な売れ行きのようでした。
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活きのいい元気な毛がにが発砲スチロールの箱から
逃げ出すというハプニングもあり、
にぎやかな「買って応援市」になりました。

明日営業します・・・とマトリョーシカ巡回展も延長。

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タイトルに目いっぱい文字を詰め込みました。
と、言う事で、
明日の28日は水曜日ですが、年度末の
贈りモノ対応のため、平常に営業いたします。
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また、今日の27日までの予定でした、
マトリョーシカ・アパート巡回展も、好評につき
4月1日〈日〉まで延長する事になりました。
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年度末と言う事と、日にちと曜日の具合が
悪くてタイミングが取れない・・・と、
お話しされるお客さんが多いようです。
店主ひとりで営んでおりますので、
閉店時間なんかは、あって無いようなもの・・・。
そこらへんは事前にお電話いただければ、
ジャンジャン対応いたします。
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マトリョーシカ・アパート巡回展も、
地元の新聞に掲載していただき、今まで
ご来店のない方や高校生なんかも
来てもらって好評なんです。
何よりも、白木のマトリョーシカ〈作品の
ベースになっているもの〉が売れるのが
とてもとてもうれしい。
「ご自身で絵柄を描いてみたい」という・・・。
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大曲は、なかなかこのような文化が
受け入れられなくて、むずかしい点も
あったのですが、ちょっとずつ・・・
ちょっとずつ進化しているような気分です。

被災地支援事業「買って応援市」

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ちょっとむずかしいタイトルになりますが、
当店のあります秋田の大曲、そして
花火通り商店街は今年の1月から3月の
第4土曜日に、宮城県ゆりあげ港朝市
「買って応援市」というものを開催しました。
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花火通り商店街は以前に、店主だけの
発想ではなかなかうまく進まない、または
他団体の方々のご意見も頂戴したいとの事で、
「土屋館衆」なる任意団体をつくりました。
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土屋館〈どやだて〉とはむかしの大曲駅前周辺の
知名です。どことなく、地域の人にとっては
なつかしい名称で、マーケットも存在していたので
そのような事もしたいと約4年前から準備、
そして毎年4月から10月までの第4土曜日に
当店の向かいにあります、ペアーレ大仙前で
「土屋館わいわい広場」なるマーケットを
開催してきました。
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今回は東北経済産業局のご協力を得ての開催。
つまり補助金をいただいての事業です。
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商店街の役員が商工会議所青年部である方もいて
地元大曲のB級グルメである「納豆汁」を
推進する中、同じ秋田の東成瀬村の「どんが汁」の
皆さんと交流があり、そんな中から
宮城県ゆりあげ港朝市の皆さんと知り合いました。
「支援事業」と言うと、お堅い感じがしますが、
ゆりあげ港朝市の皆さんが地元の海産物を
秋田の大曲で販売する事。それに土屋館衆が
「土屋館わいわい広場」を同時開催して
応援する・・・というカタチで始まりました。

ちょっと長いお話になるので、この続きはまた今度・・・。

お孫さんがデザイン学校に・・・。

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ご好評をいただいております、
当店二階で開催している
「マトリョーシカ・アパート巡回展」。
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昨日ご来店いただいたおじいさん。
あまりご興味がないように見えましたが、
じっくりと、しっかりと見ていただき、
その後、「うちの孫がデザイン学校に
通っていて、このような企画は見ていた
ほうがいいと思って来た・・・」との事。
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ご興味がない・・・のではなく、
必然性があって、見に来ていただいた。
なんとなく、うれしくなりました。
直接、結びつかなくても
感覚的にご自身とお孫さんの関係を
深いものにしたいと言う心意気に・・・。
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お孫さんは東京で暮らしているそう・・・。
いつか、どこかで活躍されるお孫さんの
姿を見ていただきたいなぁ・・・と思います。
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いろんなイベントを実施する時に、
「こんな田舎でだいじょうぶかなぁ・・・」とか、
「やっても無理だよ・・・」とかお話しされる
方が、やっぱりいます。
でも、このようなおじいさんが来てくれるのは、
田舎も都会も関係ないのです。

「春をとどけよう」プロジェクト その一

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当店のお取り扱いメーカーである
奈良の中川政七商店・・・。
蚊帳生地のふきんで有名なメーカーです。
「春をとどけよう」プロジェクトは
東北の手仕事を題材にしたアイテムを
展開し、その売上の一部を
東日本大震災の被災地域への
桜の植樹にあてるプロジェクトです。

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こちらは東北6県のこけしを表現した
マグネットしおりです。
左から、青森の津軽系、宮城の弥治郎系、
秋田の木地山系、山形の蔵王高湯系、
岩手の南部系、福島の土湯系・・・。
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なんとも愛らしいこけしたち。
今年はこけしがちょっとしたブームらしい。

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こちらは、こけしが立ってますが、
ポストカードになっています。
こけしの頭の付き方、銅のかたち、
絵柄の模様が異なります。
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昨年3月の大震災から1年が
経ちました。
様々な業種のメーカーが試行錯誤し、
「復興」というくくりで展開しています。
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東北以外の方々からすると、
秋田は「復興される」側と見られがちですが
それは違います。
秋田も「復興に協力する側」です。

秋田の皆さんも、お間違いなく・・・。

テキスタイルデザインから・・・。

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インテリア関連のカーテンや寝具など、
ふだんあまり気にならないかも知れませんが、
その分野のデザインをされる方が、
秋田市にいらっしゃいます。
平岡素子〈ヒラオカモトコ〉さんという方です。
   ・・・
平岡さんとの出会いは秋田市のギャラリー
ココラボラトリーでした。
当店主催のガラス販売の打合せで
ココラボラトリーさんへおじゃました際に
展示されていたのが、平岡さんでした。
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主に脇役になりそうな草花を題材にしていて
北欧風でありながら、なんともあたたかみある
その雰囲気に吸い込まれそうになりました。
   ・・・
その後、平岡さんの個展の時に、
花緒を制作する機会があり、その展示の
お手伝いもさせてもらいました。
そんなご縁があり、大曲で毎年開催する
カワノホトリにもご参加いただいてます。

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今年に入って、デザイナーを通してですが
平岡さんにシールのイラストをお願いしました。
当店の取り扱いアイテムを入れていただき、
それらがひとつの絵柄になっています。

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うつわ・バッグ・ぞうり・風呂敷と・・・。
風呂敷の隣に座っているネコはご愛嬌で・・・。
見た目で黒ネコになっているようですが、
家に居るネコは黒ネコではありません。
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かなりの試行錯誤をしていただき、
出来上がりました。
実はもうひとつのパターンがあります。
そちらは雪と花火と草花のイメージを
ひとつに表現したものです。
   ・・・
どちらも平岡さんらしさがでている
シールになりました。
最近は歓送迎の贈り物のシーズンです。
ひとつひとつ包装して、最後にこのシールを
貼ると、どこか引き締まります。

KUTANI SEAL 〈九谷シール〉

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九谷焼の本場、石川県能美市にある
上出長右衛門窯・・・。
九谷焼には絵付け師による手描きの他に
転写〈SEAL〉という技術があります。
あらかじめ印刷された絵柄をシールのように
貼り付けて、食器を量産するという技術です。

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伝統工芸というカタイ枠から飛び出した、
ユニークでかわいいうつわたちです。
九谷焼に親しんでもらうための
第一歩としての提案という点は、
とてもいいと思いますし、感覚的にも
すばらしいと思います。

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一番目の写真は「子猫」や「小兎」
「紙風船」など身近な絵柄。
その下の写真はよく見ると、
「殿様」と「王様」なのです。

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なんとも店主には「ツボ」となる感覚・・・。
価格も小鉢は1枚1,680円〈税込〉、
殿様や王様が着いた中皿は
1枚1,890円と、お手頃感があります。
   ・・・
他の絵柄もありますし、角皿なんかも
すごくユニークです。
   ・・・
秋田の伝統工芸もこれぐらい
遊び心があってもいいですねっ・・・。

伝わる人へお願いする事・・・。

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昨年の秋に店舗の外壁を改装した際に、
店内の階段下の陳列棚にガラス板を
入れてもらいました。
まあ、一昨年のオープン時に
取り付けていただく予定でしたが、
どうしても気に入らない部分が
ありましたので保留にしていました。

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ガラス板は引き戸タイプではなく、
真ん中から両側へ開く観音開きです。
そうするとガラスの両面が掃除しやすく
管理も楽にできます。
しかし、そのガラス板を開く「つまみ」が
どうしても見つかりませんでした。
   ・・・
昨年末に、同じ大仙市で木工作家として
活躍されるハナレ木の阿部さんに
「ここにこうで、あーで・・・」とお願いしました。
   ・・・
先日、ようやく納品になり、取り付けました。

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伝わらない人に時間をかけて説得し、
理解してもらうよりも、
ふだんのお付き合いで気心の知れた、
「伝わる」人へお願いするのが、
どんなに大切であり、スッキリするのか
改めて実感しました。
   ・・・
この小さいつまみが設置された事で、
ようやく店舗が引き締まったような
気がします。

ハナレ木さんは4月7日〈土〉に
秋田市大町の川反中央ビルの3階に
ギャラリーをオープンいたします。
京野さんの6JUMPOPINSの隣です。

あのビルが更によくなりますね・・・。

マトリョーシカ・アパート巡回展

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白木のマトリョーシカにそれぞれの
ユニークな絵柄を施した展示が
当店2階のスペースではじまりました。

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個性的な作品が多くて、ついつい
見入ってしまいます。

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秋田県内の作家さんが多いのですが
今回は札幌や盛岡からも出展されています。

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友禅の技法を取り入れた本格的な
作品もあります。
これは見ごたえがあります・・・!

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今回は売店も充実・・・。
作品のベースとなっている
白木のマトリョーシカはもちろん、
チョコボールやお札、メモ帳など
ご用意しております。
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日時 3月15日〈木〉~3月27日〈火〉
    水曜日定休
場所 和装はきもの・小物 加藤
    2階ギャラリースペース
   ・・・
お車でお出かけの方・・・
当店の前に3台ほど駐車できます。
また24日〈土〉は当店前の広場で
「宮城県ゆりあげ港朝市」が開催されます。
混雑が予想されますので、
どうぞご注意くださいませ。