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Archives for 6月, 2011

作家を囲んでの座談会

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昨日、秋田市楢山で行われた県内在住の
ガラス作家三人を囲んでの座談会に
お店を早めに切り上げて参加しました。
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場所は当店の紙モノをほぼ制作してもらってる
noon designboxにて。
ここは、そのままギャラリーや雑貨屋さんに
なってもいいくらいに雰囲気のあるところ。
座談会は作家さんを含めて15名ほど。
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バーナーワーク、キルンワーク、吹きガラスと
秋田に居ると聞きなれている単語なのですが、
やはり制作過程を詳しく聞くと、
それはそれは、すばらしく躍動感ありあり・・・。
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昨年のカワノホトリでは進行する側でしたが、
今回は聞き役に徹してしまいました。
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それぞれのガラス創作に対する考え方、出会い、
そして3月の震災の前と後・・・。
参加された方には金工や漆の作家さんも居て、
やはり創り手側の細かい方法論や
ギャラリー〈小売店〉とのお付き合いについて・・・。
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こちらは売り手に当たる訳ですが、
かなり、いや結構なレベルで勉強になりました。
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秋田では30代・40代の創り手さんが
たくさん活躍されており、地元新聞などでも掲載され
じょじょにですが、認知度も上がっていると思います。
次世代をどうするのか・・・?
もちろん、これからどうなるのか・・・?
売り手は、だいじょうぶなのか・・・?
秋田はどうなのか・・・?
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様々な疑問や不安があるかも知れませんが、
昨日の座談会を聞く限り、
確実に一歩も二歩も三歩も前進しています。
これが現状です。
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だいじょうぶか・・・?  伝統工芸・・・!

ご心配をおかけいたしました。

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昨日の記事で少しふれましたが、
あまりにも、ご心配いただくメールやお電話を
いただきましたので、少し詳細をかきます。
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一昨日の昼から降りだした雨は、その夜から
激しくなりました。
ちょうど、大曲の花火お土産検討委員会があり
午後8時頃に委員会を終え、
丸の内の五臓六腑さんで、軽く一杯やりました。
五臓六腑さんへ向かうほんの数十メートルでも
びしゃびしゃにぬれるほどの雨・・・雨・・・雨・・・。
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一晩降り続いて、翌朝〈昨日〉お店へ向かう時に、
橋の上から見た川がたいへんな事に・・・。
本当に土手までギリギリで、土色の水・・・。
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お店に着くと、
冬に活躍する流雪溝〈側溝の深く大きいもの〉が
道路まで約1cmほどまでに、水が来てる・・・!
そして、あちこちで冠水になり、通行止めに・・・。
一時、大曲駅前周辺で車が通行できるのは
当店前の道路のみになり、大渋滞になりました。
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知り合いのお店、7月に新しくオープンするお店、
よく行く居酒屋さん・・・などなど
浸水の被害にあいました。
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秋田は、そんなに降雨量が多い訳ではありません。
「こんな事、はじめて・・・!」と言われるほど
予測できない雨に振り回された一日でした。
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当店は被害ゼロです。
いろいろとご心配いただき、ありがとうございました。

夏のおぞうり・・・。

DSC00660 

昨日から降り続いた雨・・・雨・・・雨。
秋田県はそんなに降雨量が多くありませんが
今回は全国ニュースでも取りあげられるほど
当店ちかくでも冠水の被害になりました。
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写真は馬来草の小判型ぞうりに
ぜんまい紬の花緒です。
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ふだんからお洒落な、70代のご婦人。
間違っても、ご年配なんてコトバは禁句です。
でも、すんごく若い雰囲気の方です。
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背筋をピンと伸ばして、キチンと歩く。
いつもシャンとした装いで、元気よく・・・。
あこがれの70代です。
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同窓会へ、夏きものでお出かけとか・・・。
お天気になるといいですね。

こんな「父の日」もあります。

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19日の日曜日、
世間は父の日ということで、いろんなお店で
プレゼントの需要があったと思います。
当店も、№1人気は「雪駄」、そして「手ぬぐい」。
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そんな天気が良かった当日、
2~3人の男性〈40代~50代〉が、
おとなり2階の焼肉屋さんで、昼からビール、
その帰りに当店へ立ち寄っていただき
雪駄を購入する・・・。
そんな「マイ父の日」を堪能する方々が
多くて、ちょっとビックリしました。
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お父さんなのか独身なのか、
はたまた、男性通しのお付き合い〈?〉なのか、
わかりませんが、それも父の日なのです。
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昼に焼肉&ビール、そして雪駄を買って、
彼らはどこへ行くんでしょう・・・。

初夏の硝子 三人展

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横手市のうつわ茜さんで行われる三人展。
県内外で活躍している
大仙市の伊藤嘉輝さん〈星耕硝子〉
秋田市の鎌田祥子さん
同じく秋田市のこむれみほさん。
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それぞれがまったく異なる創作方法で創られ、
現状の「秋田のガラス」をリードしていると言っても
過言ではありません。
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東日本大震災には、微妙な立ち位置の秋田、
しかし個人個人で、いろんな影響があります。
震災から3か月が経ち、
今この時に、それぞれの思いを込めた
作品が並びます。
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日時 6月16日〈木〉~25日〈土〉 午前11時~午後6時
    最終日は午後4時まで 会期中は無休

場所 うつわ茜
    秋田県横手市平城町6-13
    TEL・FAX 0182-23-9106
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そして会期が終わった翌日
6月26日〈日〉には、秋田市楢山登町の
noon design boxさんにて、
「ならやま日曜はしご市」と共に展示販売。
また、同日午後5時からは
「作家を囲んでの座談会」をnoonさんで開催。
参加費はおひとり様1500円〈飲み物・おつまみ付〉
定員は12名
※座談会は予約が必要です。
ご予約は090-2987-8982〈矢吹さん宛て〉
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作家さんとギャラリー〈茜さん〉が展示会を考え、
それを表現するDMを創るために
デザイナー〈noon矢吹さん〉とカメラマン〈鈴木さん〉が
どう御三人のガラスを表現するかを考え、
仕上がったDMをネットワークを通じて配布する。
今で当たり前になった方法ですが、
次世代の人たちは、きちんと、ちゃんと、じっくり見てます。
この光景も、とても好きです。

常識ってなんだろう。

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企業さんだと、「コンプライアンス」かな・・・。
小さいお店だと「モラル」とか「常識」とか。
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業種のちがいにより、その常識が
正反対の場合があります。
そんな時にトラブルが起きるのです。
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まさに今週、それが起きました。
下駄の修理です。
下駄の修理の依頼を受ける前に
連絡をいただき、その程度を尋ねる。
     ↓
修理方法を述べる。
     ↓
相手が納得しない。
     ↓
こちらで修理することを伝える。
     ↓
こちらで修理する。
     ↓
修理したものがダメだと言われる。
     ↓
謝って交換することを伝える。
   ・・・
ここでは簡素的に書いてありますが、
こちらは冷静で、お相手は感情的。
   ・・・
こちらの言い方もまずい部分が
あったかも知れないし、基本的に
はきものの常識が通らないかも知れない。
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これが当店の常識ですから、
それにのっとってくださいませ・・・とは、
言えない環境だった。
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ひとりで仕事をしていると、
いつの間にか、自身のスタイルになる。
でも、たまに「これが常識かぁ・・・?」と
振り返ることの大切さを感じました。

元気になりたい、雪駄の事・・・。

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まだ雪がちらついていた3月の大震災、
やがて桜が咲く4月、新緑まぶしい5月、
そして6月・・・。
夏本番をむかえるにあたって、
何か元気になるようなテーマというか、
題材がほしい・・・と思っていました。
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いつもの年よりも1か月遅れてスタートした
雪駄の販売。
テーマは「LOVE LOVE SETTA」。
そしてキャラクターも登場します。

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6JUMBO PINS の京野誠氏による
イラストレーションです。
京野さんは秋田市在住で、
オリジナルのTシャツを企画・販売されてます。
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昨年の「大曲の花火100年」の記念Tシャツを
地元秋田のデザイナー澁谷くん経由で
創っていただいてから、いろいろとお世話に
なっている京野さんです。
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なんとも愛嬌ある、ユニークな雰囲気・・・。
元気になりたい・・・というイメージに
ぴったりのイラストになりました。
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それじゃ、なんでクマなのって話しですが、
特別な理由はありません。
みんなで、元気な夏を過ごそうって訳です。

 

雪駄の季節・・・。

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ようやく、本当にようやく雪駄が各種届きました。
雪駄はカタログやネットで発注するのではなく、
現場〈仕入れ先〉で1点1点、説明を聞きながら
仕入れし、後日に入荷になります。
まあ、むかしから変らない商品の仕入れ方法です。

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写真はセミオーダーの雪駄です。
台は麻生地のパナマ織りの格子柄。

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花緒は、本印傳の裏白牛革の細いもの。
花緒の先〈前ツボ〉部分が中に入っている
〈さしつぼ〉と呼ばれるタイプです。
この花緒の特徴は、履いているうちに
先の部分がまるくなってきて、
とてもいい感じの表情になります。

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セミオーダー、つまり雪駄の台と花緒を
選べるタイプですが、
今まではぞうりメーカーで創ったものが
主流でした。
しかし、今回は雪駄のメーカーが新たに
チャレンジしてくれました。
比較的、低価格になり、機能性も充実・・・。
底部分の革張りも、かなり厚めで
1足、花緒をとりつけるだけで、
手がくたくたになります。
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こちらの雪駄をお買い求めいただいた方は
何度もご来店いただき、
待ちに待った1足を決めていただきました。
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うれしい、うれしい仕上がりになりました。