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地元秋田の伝統工芸に桜皮細工があります。
当店では、約10年位前までは、
比較的お手軽な「お土産品」として
桜皮細工の下駄がありました。
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時が経ち、桜皮細工もいろんな方向があり、
安価な小物や細工や素材にこだわった
高価なものの両極になったような気がします。
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問屋の衰退、製造者の高齢化、流通の自由化、
いろんな事が重なり合い、現在になっています。
それじゃ、当店で扱う下駄をどうするのか・・・、
いろいろと模索しておりましたが、
約2年ほど前に、その結論は出ました。

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上の写真は、カタチが三味線に似ている事から
通称「三味」。
その「三味」型に、桜皮を施しております。
桜皮の細工は、角館の富岡商店さんに
お願いしております。
角にあたる部分の仕上げ、側の細工、
桜皮の柄の見せ方・・・。
どれをとっても職人技です。
花緒はビロード素材の「かえる色」。

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続いては、彼氏さんへのプレゼント。
極細の花緒はスウェード素材です。
細い花緒は痛くなるのでは・・・との
お問い合わせが多いのですが、
ぴったりと足に合えば、そんな事はありません。

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いずれの下駄を履かれる方は、
秋田県の方ではありません。
でも、秋田にご縁があったからこその
お買物でした。