ゴールデンウィークにはいり、秋田はちょっと
肌寒い感じです。つい先日まで桜の開花があり、
あたたかい日でしたけどね。
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さて、2016年度版の花火の小風呂敷が
出来上がりました。
いつもの年に比べて2カ月程早く制作しました。
それでは色合いの紹介をしますね。

【ひわいろ×えびいろ】
ひわいろは黄緑色。ひわという小鳥からきている色で、
黄色い色の鳥の代表格でした。
黄色よりも緑が強い感じです。
えびいろはえんじいろ。葡萄色ともいい、
平安時代にもっとも好まれた高貴な色です。
当店のコーポレートカラーでもあります。
なんとなく「抹茶とあずき」という雰囲気なのですが、
それよりももう少し軽い感じがします。
どっしりと重い和ではありません。

【だいだいいろ×きょうむらさき】
橙の実は次年の実がつくまで落ちないというので
代々と言われ縁起が良いと言われてきました。
そして、お正月の飾りなどにも使われますね。
言いやすくはオレンジ色です。
きょうむらさきは江戸むらさきに対抗してつくられた
ちょっと淡い紫色です。江戸の粋な濃い紫と
京のはんなりとした紫という感じですかね。
このだいだいときょうむらさき、なかなか組合せ
するには勇気がいるような気がしました。
現代的に言うと、オレンジ色と相性がいいのは、
グレーや茶、ブルーなどが無難ですね。
そこに紫となると色どおしがぶつかってしまうかと
ちょっと心配しておりましたが、染色の現場の方は
「伝統的な和の組合せにもある 」との事で、ここは
すんなりと進みました。
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上記写真、毎年お願いしております、R-roomの
鈴木竜介さんにお願いしました。
そして今回初の野外での撮影。ちょっと渋目の
和の色合いですが、あえてアウトドアっぽくしたいと
いう、加藤のわがままを、鈴木さんはていねいに
ていねいに、抑えて抑えて撮ってくれました。
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現物はもう少ししっとりと濃い感じの色合いです。
ぜひ店頭にて、手にとってみてください。

 

 

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