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Archives for 3月, 2010

店舗の新築について・・・。

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区画整理事業、つまり現在の当店から
南へ2軒となりの小道を幅広くするために
ちょっとずつ各お店がずれて行き、
ずれた分、誰かがどこかに移動しなくちゃ
いけない・・・、その店舗が当店です。
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移転する時期が近づいてきましたので、
そろそろ新店舗の事を考えてください・・・と
言われても、はじめは「どうしよう・・・?」。
「何からはじめれば・・・?」でした。
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いろんな展示場や建築家の資料を見たり、
知り合いに聞いてみたり、雑誌を見たり・・・。
何も浮かんできません。
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移転する場所と現在の坪数は、ほぼ同じ。
考える事は、今と同様に店舗兼住まいに・・・。
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そして、自由に建築家が選べるシステムをもつ
ところに、申し込みをしました。
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そこで、こちらの要望を聞き入れてくれて
とんとん拍子で進み、模型までできました。
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しかし、店主が求めるものと食い違いがでたり
自由が利かなかったり・・・。
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思い切って、そのコースを断念する事にしました。
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断念する事も勇気がいりましたが、
もっと自由に、もっとわがままにできることが
自分の「店舗」「住まい」に合っているとわかりました。
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続きはまた。

話しの続きをちょっと・・・。

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当店サイト トップページの写真記事の
続きです。
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今はいろんな器材・機材の性能が良くなり、
素人でも、それなりにできます。
写真にしてもデザインにしても・・・。
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でも、それは「それなり」で終わります。
向上心・・・は言いすぎかも知れませんが
キチンと撮影され、キチンとデザインされたものは
世に出してもはずかしくありません。
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ちょっとおしゃれ、ちょっとセンスがいい・・・。
そんな事を言っているよりも、
どうしたら、もっと良く見えるか・・・、
どうしたら、この商品が売れるか・・・、
きっとプロの方々は見方になってくれると思います。
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小さい小売店ほど、プロの方々の力をかりて
もっと魅力的になればいいのです。
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そして、撮影料・デザイン料をキチンと請求でき、
支払いできる環境にする秋田でありたいのです。

サイト トップページについて・・・。

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最近こちらのサイトのトップページを
新しくしました。
写真は秋田市在住の若手カメラマンの
鈴木竜典〈スズキリュウスケ〉氏によるものです。
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鈴木氏には、オープン当事のパンフレットや
前回まで使用しておりました
当店夜の店内を正面から撮っていただいたものなど
すべて鈴木氏によるものです。
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今回の題材となっていますのは
店主の祖父〈初代〉が自身で創作した下駄です。
昭和初期のものですが、なんとも雰囲気のあるもので
父も大切に保管しておりました。
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約80年前の商品を題材に使用する事は、
今年11月に店舗が移転になるのを踏まえ、
「今までの流れのひとつ」として捉えたかったのです。
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写真のようにキチンと正面を向いて
歩いていこうと考えております。

誕生日のプレゼント。

2010hkmn-029

旦那さんから奥さんへの
誕生日のプレゼントにおぞうり・・・。
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なんと素敵なんでしょう。
ハキモノヤ冥利につきます。
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花緒は当店で定評ある大阪のもの。
正絹ちりめんの立体的なお花の模様。
全体的にあわい色調なので
幅広くご活躍しそうです。
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ご夫婦で花緒とおぞうりの台を
悩んで悩んで、お選びいただきました。

2010hkmn-029 001

全体像は、こんな感じに・・・。
えんじ色の台は、案外どんなお着物にも
コーディネイトしやすいのです。
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ご来店された日は、茶房Batikさんで
和のイベントがあった日でした。
日本で日本っぽい一日・・・。
なんか表現がやぼったいですが、
心よりうれしく思う一日の終わりでした。
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もちろん、旦那さんもうれしそうでした。
 

 

店主とお客様のイメージ・・・。

2010hkmn-028

通りすがりにご来店いただくお客様も
たまにはいらっしゃいます。
そんな中で、「これにこれ!」と
決めかねる際に、こちらからの
ご提案・・・となります。
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「さあ、どうしましょ・・・」となりますが、
イメージというか感覚がお互いに同じだと
写真の下駄のようにスムーズに
決められます。
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板鎌倉彫の下駄の台に
男性用のよろけ縞の花緒。
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気軽に履けて、他にはないもの・・・。
そんなお問い合わせには
もってこいのお店でありたいと
思います。
 

仲小路ビル、オープン。その2

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ビルの内覧会の後に開催されました
秋田の創り手に関するディスカッション・・・。
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秋田県内の創る側、販売する側、購入する側、
見せる側、サポートする側と多方面の人たちの
ディスカッション。
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創る側の人たちが多く、はじめは作品の紹介。
そして、創る側の人たちが「売る」という事に
どのように考えているのか・・・、または
価格の設定方法についてとか
「売り込み」についてのするどい意見とか、
なかなかシュールな意見交換になりました。
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具体的な結論や方向性などを取り決める
ものではなかったのですが、
かなり内容の濃いディスカッションになりました。
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このディスカッション、続けていく方向です。
そして、いろんな分野でも開催して
それらがリンクしていければいいと思います。
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個人的には、とても楽しめました。

仲小路ビル オープン。

Nakakojibillding-01

秋田市駅前から仲小路を歩くこと約5分、
外壁が白、シンプルなビルディング。
サインも写真のようにシンプル・・・。
文字も丸の内にあるような雰囲気。
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2階は細かく仕切られており、
コンパクトな間取りなので
お店も営業しやすそうでした。
家賃も手頃だし、まわりの環境もいい。
近くには洋服のセレクトショップやカフェ、
洋食屋さんもあり。
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オーナーさんは、ゆっくりじっくりと
テナントを募集したいとのこと。

Nakakojibillding-02

ひと通りビル内を拝見してから、
地下へ・・・。
デザイナーやモノ創りされる作家さんが
集結して仕事しやすい環境のスペース。
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中央に位置する廊下部分を
共同のコピー機やプリンターなどの機器類、
各部屋へのドアもまわりへの配慮なのか、
あまり音のしない引き戸タイプ。
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仲小路ビル自体が
何かひとつ芯の通った人たちの集合体に
なる予感がしました。
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その後、秋田の若い創り手の人たちが
集まり、ディスカッション・・・。
そのお話しは、また今度。

谷中 松野屋オープン

Matsunoya-01

松野屋さんと言えば、雑貨の卸で有名。
最近はナガオカさんと組んだり、
雑誌にもいろいろと掲載されたりで
社長の松野さんも有名に・・・。
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以前よりアノニマつながりで、
お世話になり、男の雑貨相談役として
いろいろとアドバイスいただいてます。
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創り手のことをすごく知っているし、
仕事の仕方も勉強になります。
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そんな松野屋さんが谷中に直営店を
オープンされました。

Matsunoya-02

場所は日暮里駅から布問屋じゃないほう、
谷中方面に進み、夕焼けだんだんの
すぐ手前にあります。
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おじゃました時にちょうど雑誌の取材中。
横でお客さんのふりして、チャチャいれて・・・。
ついでに紹介してもらったり・・・。
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松野さんいわく、
「街おこしって、人おこし・・・」と。
横で、手たたきながら「その通り!」と
言いたくなる、納得いくお話し。

Matsunoya-03

取材も終わり、コーヒータイムに・・・。
店舗改装におけるアレやコレや
楽しそうにお話し・・・。
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特に上の写真の特注ガラス戸には
強い思い入れがあったそう・・・。
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商品の並べ方やレジカウンターまわり、
以外な点をつつくと、「オッ!」と
笑ってくれたり・・・。
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楽しい楽しい谷中のひとときでした。