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Archives for はきもののこと

「雨水」にゆかた履き

雪にも、いろんな表現があり、寒さが厳しいときに降る雪は「粉雪」。
それが綿をちぎったような「綿雪」になり、 大粒の「牡丹雪」や
「はなびら雪」、そして、すぐに溶けてしまう「淡雪」などなど。
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「雨水」は、今まで降っていた雪がいつしか雨に変わり
積っていた雪や氷が解け始める時節という意味合いになります。
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そんなある日、ゆかた履きをご依頼の親子のお客様に
ご来店いただきました。
娘さんがご結婚されるという事で、はきものの準備をされると。
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遠い昔は、「嫁入り道具」として「はきもの3種」と言われて
ゆかた履き・時雨履き(雨の日用)・防寒ぞうり(雪の日用)と
ご準備されていたそうです。
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秋田は、まだまだ「雨水」ではありませんね。
今日も朝から「牡丹雪」です。さすがに1月のような積り方は
ありませんが、まだまだ春の足音は聞こえてこないようです。

 

 

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立春をすぎても、雪・雪・雪。

1月の後半は、少し天候もゆるんで、このまま春か?なんて
勘違いしてしまいました。
2月の立春が過ぎて、まだまだ冬もようのようです。
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さて、雪下駄です。リバティプリントのつまかわは、
とても定評があり、そしてコーディネイトが意外にも楽という
お声をいただいております。よかった!よかった。
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こちらのお客様も、メールのやりとりで決められて、
ようやく納品の手配をさせていただきました。
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雪下駄って、パーツそのものが、流通していないため、
百貨店や一般小売店などで、見る機会はないと思います。
パーツパーツがオリジナル制作なためと、これを
百貨店などで流通させるとすれば、ものすごく高いものに
なってしまいます。
当店みたいな、地方の小さいお店で、コミコミとやっているのが
精一杯なのかも知れません。

 

 

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冬は冬のはきものです。

年末年始、雪が少ない秋田ですが、そんな事を言ってる間に
やはり、モソモソと降ってくるのが現実のようです。
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毎年ポツリポツリとご依頼のあります、雪下駄。
今回は椅子やスツールに使用される合皮の生地を使って
創ってみました。
ちょと、やわらかい仕上がりですが、当店の特徴である
つまかわのポッテリ感は、でたように思います。
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こちらの雪下駄をお求めになられたお客様は、いろいろと
花緒をまわまれ、最終的にビビットな黄色に・・・。
全体が落ち着いたトーンの中に、黄色がいい感じです。

 

 

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東北のナガグツです。

秋田は、これから長い長い雪世界に突入します。
特に当店のあります大曲や横手は県内でも雪が多く、
毎日のように雪寄せの日々がやってきます。
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今日、ご紹介するのは、そんな雪国に活躍します
ナガグツです。加工ゴムの総合メーカーである
弘進ゴムの逸品である「バーバリアンチーフテン」。
中でもウォームタイプは、内側にウールフェルトを
しっかりと張ってありますので、とにかく暖かい。
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よく、ボア付のブーツがありますが、足を入れて居て
水分(汗)が多くなると、ボアの場合は外に逃がす事が
むずかしいのですが、ウールフェルトの場合は適度に
逃がしてくれるという利点があります。
そうなんです。足の冷たい原因のひとつは湿度(水分)。
これをひとつクリアできれば、かなりの効果があります。
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もうひとつの利点は、長持ちする点。
当店でこのナガグツを取り扱う事になった最大の理由は
長持ちする事。店主も今年で18年目になります。
いよいよ、店頭に並びました。

 

 

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水玉な夏にどうぞ!

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軽装履きと言われる、スポンジ底の軽い
はきものがようやく入荷しました。
こちらは当店のオリジナルなものです。
このはきものの花緒を創ってくれる職人さんが、
体調をくずし、いつになるかわからないと
メーカーさんに言われておりましたが、
どうにか夏に間に合いました。
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台の種類は黒のハケメと、ベージュのパナマ。
どちらも、天然の素材ではありませんが、
その分、お手軽な価格になっております。
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水玉な夏、足元も軽く軽快になります。
ぜひぜひ。

 

 

 

 

 

 

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花緒づくりで、夏を楽しもー!

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今までは、店主自ら布地を見つけてきて、店主の
感覚で制作していた「オリジナルの花緒」。
お客様からもご依頼があれば創っておりましたが、
今回は、販促をちゃんとして楽しもーという事に。
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販促の手段は、店主が手描きしたチラシ。
お店をはじめた頃[約10年前]は、細々とたまに
描いておりましたが、ここ数年前からは、面倒なのか、
いやいや、老眼になってきて手描きがキツイのか、
とにかく描いておりませんでした。
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手描きのチラシの話はこれくらいにして、
布地をお持ち込みくだされば、なんと半額近い
価格で下駄を創る事ができます。
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花緒について・・・
布地5cm×40cmを2枚、ご準備ください。
布地はたてに使用します。花緒に仕立てた時に
布地が見えるのは、幅約2cmくらい。
下駄の台について・・・
白木、焼加工、黒サバキの3種類より選んで
いただけます。それぞれMサイズとLサイズを
用意しております。下駄のカタチは右近型です。
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花緒の制作代金、下駄の台の代金[3種類のみ]
あわせて5,000円[税込]となります。
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通常ですと、倍近い代金になりますが、今回は
花緒をつくってくれるメーカー、台を卸している
メーカーそれぞれの協賛として成り立ちます。
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限定20足となります。
詳しくは店内にチラシを設置しております。
遠方の方でご興味のある方は、お電話または
メールでお気軽にご連絡ください。

ぜひぜひ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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埼玉からのお客様。

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7年か8年前に、偶然ご来店いただいてから、
長いお付き合いをさせていただいている
埼玉のお客様にご来店いただきました。
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とは言っても、ご来店いただいたのは旦那様。
奥様の親御さんが秋田のご出身という事。
毎回、下駄をあつらえていただいており、
今回もスマホを活用して、埼玉に居られる
奥様とお話しを・・・。
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便利な世の中ですね。
スマホで写真を撮って、すぐに送信、
電話をかけて、お好みを聞く事ができる。
「右から2番目と合いそうな花緒は・・・?」
そんなデジタル会話をさせていただきました。
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そして仕上がったのが、こちらになります。
花緒は青竹色に白のドット柄、
下駄の台は板鎌倉彫りです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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大寒

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今度の日曜日、20日は【大寒】です。昨年12月の
冬至から約30日後にあたり、寒さが最も厳しくなる
頃。寒[小寒~立春]の中日で、【大寒】の朝の水は
1年間腐らないと言われています。
・・・
【大寒】までは数日ありますが、秋田はすでに「極寒」。
積雪も累計で1mは越えていると思います。
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今回の「着物カフェ」は20代から80代と、なんとも
バラエティに富んだメンバーが揃いました。笑い声が
絶えず、1階に居てとてもうれしくなりました。ちょうど
「着物で寒さの対策は・・・? 」という名目でしたので
リアルタイムでお話しも弾んだ事でしょう。
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「着物カフェ」次回は2月9日[土]の午後1時30分から
「雪や雨の時のはきものはどうしてる・・・?」になります。

季節的に、冬場はあまり外を歩く事がないご時世・・・。
公的な催し物であれば、ホテルの前まで車で移動し、
そのまま室内へ・・・というパターンも多いでしょう。
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むかし、私の父がお店を営んでいる時、お客様が
着物でご来店、ただ足元がブーツだったのです。私の
父は一言「よく、はきもの屋にブーツで来れるなぁ・・・」。
まあ、気持ちはわかりますけど、道路事情を考えると
ブーツでも長靴でも、個人的にはいいと思います。
だって帽子をかぶったり、ショルダーバッグみたいな
入れ物もあるんですから・・・。
着物のコーディネイトに関しては、その人らしさが
表れていればいいと思います。
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着物カフェのご案内です。

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昨年のはじめから、大仙市在住の和裁士、吉野さんの
ご協力を得まして開催してきました「着物カフェ」。
当初はワークショップ的なものと抹茶・お菓子を楽しむ
内容で行われてきました。
会を重ねる毎に、お着物で参加される方が増えてきて
着物を着る際の「どうしたらいいの・・・?」とか「えぇ~
そうなの・・・?」など、案外、知っているようで知らない
いろんな事がある事に気付きました。
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2013年の着物カフェは、そんなお悩み事もろもろの
解決の一助になれればと思いまして、「みんな、どう
してる・・・?」シリーズで展開する事になりました。
まあ、吉野さんらしい、前向きな発想ですねぇ~。
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そして今年の第1回のテーマは「寒さの対策は・・・?」
と題うって行います。
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日時 2013年1月12日【土】 午後1時30分~
場所 和装はきもの・小物 加藤 2階スペース
定員 先着8名様[定員になり次第に締め切ります]
料金 おひとり様1500円【お着物の方は1000円】
講師 吉野仁美さん【大仙市在住・和裁士】
お申込み・お問い合わせは、和装はきもの・小物 加藤
まで、お電話かメールでお気軽にどうぞ。

メール info@wasokato.jp
電 話 0187-62-4391

ちなみに2月9日、3月2日、4月13日、5月11日と
それぞれの日程で開催いたします。

ぜひぜひ、お早目にどうぞ。

 

 

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雪下駄のいろいろ

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ここ2~3日は雨が降り、雪解けが進みました。
このまま春にはならないと思いますが、あまり積雪が
ない事を祈ってます。
さて好評をいただいております雪下駄について
他のパーツを紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以前こちらで紹介しました雪下駄のつまかわですが、
他には上の写真のものがございます。リバティプリントの
定番的なものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先日の雪下駄に仮に設置しますと、こんな感じになります。
ちょっと派手かなぁ~と思いがちですが、雪の上を歩く
はきものと考えると、少しぐらいは明るい色合いのほうが
気分も弾みます。
もちろん、花緒はもっとシックな色合いのものもございます。

 

 

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