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Archives for 6月, 2015

ベーシック オン ベーシック。

「本当に普通にシンプルなおぞうり」とご希望され、
ぞうりの台も、ツヤ消しで落ち着きのあるものに。
そして花緒もベーシックな名物裂に。
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出来上がりの既製品で売ってそうで売ってない。
そんな、おぞうりをご要望されて、なんとなく同感。
基本中の基本なんですが、案外なかったりしますね。
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この台は当店ではめずらしく、京都で創られたもの。
東京のものよりも丸みがあり、前後の高低差がなく、
とても履きやすい特徴があります。
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結婚式やいろんな晴れの日が続くとの、お客様。
どんどん活躍してくれそうなはきものになりました。

 

 

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臨時休業のご案内

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いよいよ秋田も梅雨入りしました。
田畑や山々には恵みの雨になりましたね。
さて、明日の6月28日(日)は秋田市の
通町商店街にあります、お茶屋さん
「山三園」さんの店頭にて、「山さんえんにち」なる
ゆる~いイベントに参加する事になりました。
大曲からはmiNcaさんと当店、そして能代からは
平山はかり店さんと今井麹店さんが出店です。
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という事で大曲の店舗は休業となりますので
どうぞ宜しくお願いします。
お天気が心配ですね。もし、ご都合がつくようでしたら
ぜひ秋田市の通町へお出かけください。

 

 

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夏のむぎわら帽子

今日は、どことなく曇模様の秋田です。
秋田の中でも大曲は特に雨が降らず、河川や
田畑に影響がでないか、ちょっと心配になります。
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夏の必需品、むぎわら帽子。
こちらは埼玉県春日部市で創られております。
関東平野は麦の産地で、明治時代から盛んに
なり、同時に帽子も創られるようになりました。
当時は20軒もあった帽子工場も、今はひとつになり、
でも、こうやってしっかりとつくられる、むぎわら帽子が
存在する事が、なによりと思います。
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今回入荷のむぎわら帽子は、革のひもがついており、
アクセントにもなっています。
この夏、ちょっとしたお出かけに、ぜひぜひ。

 

 

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色気のある夏ぞうりです。

夏のおぞうりというと、水辺に生える草木などから
創られる、天然の素材モノが多いのですが、
今回ご紹介するのは、天(足がのる部分)が絽、
絽は主に織り方の総称で、絹糸の使い方や
織り方によって数多くの種類があります。
夏のお召し物として、高価なもののひとつです。
その絽を段柄にしております。
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花緒は名物裂。涼しげな水色とねずみ色の中間、
金襴が一部に施してあります。
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浴衣ではなく、夏きものに合わせたいとのお客様。
ステキなはきものが出来上がりました。

 

 

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2015年度版の花火小風呂敷

秋田の大曲は全国の花火競技大会があります。
日本各地から4万人の地域(大曲地域)に80万人もの
観光客が1日だけいらっしゃいます。
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そんな中、かさばらない、食べ物じゃなく、使用できるものと
よくある観光地のアンケートになんとなく対応している
小さめの風呂敷になります。
サイズは50cm×50cm、原料・製造共に日本製です。
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花火の柄を水玉模様に見立てたデザインは当店のオリジナル。
小風呂敷は毎年色合いを変えて創っています。
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今年の色合い。
黄色とグレー。こちらは以前からやってみたかった配色。
なかなか視認度(色のメリハリ)が低い組合せで、
商品にはむかない配色なんですが、いつかやりたいと
思っておりました。
うすい紫とみどり。
「売れる」事を意識しなかった配色。ピンク寄りの色になると
やはり売れ筋になりがちですが、どちらかと言うと、紫に
近い色に指定しました。みどりも少しくすんでいます。
この配色は源氏物語に出てくる色合い。なんとなく着物の
色の組合せですね。
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小風呂敷はお弁当を包んだり、ひざかけにしてみたり、
ハンカチ代わりにもなります。
綿シャンタンという、綿素材でもかなり丈夫な生地を使用、
捺染(なっせん)という顔料染めですので、色落ちがなく
風合いがいつまでも変わらない特徴があります。
ぜひぜひ。

 

 

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インテリアライフスタイル展

年に2回行われる、デザイン見本市インテリアライフスタイル。
今年で25年という、ロングランの展示会です。
具体的に言うと、全国のモノづくりしている人たちが
それぞれのブースに居て紹介、そして我々みたいな
小売り店や大型店などでお取り引きを検討する場。
他にも、創っているモノをどのように展開したらいいか、
どんな流通でここまで来ているのか、どんな人たちなのか、
などなど、アンテナを高く張ってる人たちが来ています。
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ここ数年、よく見られるのは、県単位でブランディングして
紹介しているパターンです。
見た目にも、ものすごくこだわり、デザイン、スタイリング、
ブース構成などもステキに創られています。
しかし、お話しをしてみると、話がチンプンカンプンに。
いざ、現場(売場)に展開するとなると、小売り店にしても
百貨店のバイヤーにしても、とてもシビアな内容になります。
商品のコト、地域のコトは熱意をもって語ってくれるけど、
いざ流通やサイクルの話になると、わからない。
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わからないのは、わかるが、そこを見据えてくれないと
取り引きまで行かないし、すぐに忘れられてしまいます。
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地域ブランドのむずかしさ、切り口の見せ方、出し方を
本当に見せつけられた展示会でした。
人ゴトではありませんね。我々もまちづくりを現場でやってる
当事者ですからね。
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最後に。
そんな中、角館の伝統工芸である桜皮細工、富岡商店さんは
着実に地位を向上させて、しっかりと見せてました。
地に足がついているというか、ぶれていないのです。

 

 

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季節がわからなくなる季節。

ぞうりや雪駄などのはきものはその季節の直前に
仕入れとなるため、夏モノは5月~6月に
見極めることになります。
変わって、雑貨など小物については、アパレルと
同じように、春夏と秋冬というコレクション方式を
とっているところもあり、ちょうど今頃は冬モノの
発注となります。
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そんな極端な「夏」と「冬」をほぼ同時に想像する。
10年以上同じような事をやってますが、
なかなか慣れません。むずかしいものです。
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さて、そんな事で、夏モノのぞうりが入荷しました。
近いうち、ちょっとお得なセールみたいなものを
考えております。 ぜひぜひ。

 

 

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ラフィア椰子のトートバッグ

とてもシンプルで、スタイルのいい夏素材バッグ。
ラフイア椰子という素材をていねいに編み込んで
あまりマチのない、たて長のトート型になります。
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このような素材だと、シンプルになり過ぎるために
ポイントに色のある布などを合わせる事が多く
ありますが、あえてシンプルのままのスタイルに。
持ち手部分も短めで、いい感じです。
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普段の装いでもいいと思いますが、浴衣姿で
お持ちになっても素敵だと思います。

 

 

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常連さんのおぞうり

やはり人気の白パールのおぞうりです。
いつもごひいきいただく常連さんの誂えです。
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花緒は別注、オリジナルで着物の残り布を使用。
ただし、おぞうりの台まで使用してしまうと、
ちょっとバランスがよくない点と品が少し落ちる。
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実は、この「品」というものを、お客さんと一緒に
整えていくやりとりが、常連さんならではの
良さというか、できる訳なんですよ。
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初夏にふさわしい、潔いおぞうりになりました。

 

 

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