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Archives for 10月, 2009

秋田市の登美屋さん・・・。その2

2009tomiyazori-01 
お客様から花緒の交換のご依頼・・・。
   ・・・
底面に「秋田市登美屋」のシールがあり、
やっとめぐり合えました。
と言いますのは、お亡くなられた登美屋の
旦那さんの花緒のすげ方を
見たかったのです。
心意気と言うか、気持ちの入った姿を・・・。
   ・・・
百貨店さんや一般の小売店のはきものの
花緒を取り外すのは約5分位で
できるのですが、このお草履は約30分も
かかってしまいました。
   ・・・
「おぉ~、ここはこうゆうふうになってるんだ」とか
「えぇ~、こんなふうに止めてんだ・・・」とか
発見が数々あり、たいへん満足でした。

2009tomiyazori-02 

お客様が選んだのは正絹の名物裂
段柄の淡い色調のものでした。
   ・・・
登美屋の旦那さんには到底かないませんが
お客様に失礼のないよう、気合いが入った
一足になりました。
   ・・・
いつか、またどこかで登美屋さんのはきものと
出会える日が来るのを
楽しみに待ちたいと思います。
 

  

秋田市の登美屋さん・・・。

   ・・・
同じ「はきもの」のお店を営んでおられる
秋田市通町の「登美屋」さん。
   ・・・
当店とのお付き合いも歴史が長く、
たぶん私の父の修行時代からだと思います。
ですから約60年前から・・・。
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私の父は戦後に秋田市通町で修行しており
その際、お世話になったと聞いてます。
   ・・・
今から20年程前に、父の仕入れに同行した際
登美屋さんの旦那さんを紹介いただき
いろいろとアドバイスというか、お話しを
お聞きしました。
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当時私は家業を継ぐ意志はなく、
ただ父の運転手っぽい、ふらふらした感じ・・・。
   ・・・
それから数年後、今から7年程前に
私が家業を継ぎたいと言う事と
父がお世話になった御礼にと、おじゃましました。
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登美屋さんの旦那さんは以前よりも
恰幅がよく、にっこりと迎えてくれました。
   ・・・
私が家業を継ぎたいと言う話しをすると
間髪入れず「やめたほうがいい・・・」と。
業界の流れや需要の問題、そして仕入れ先が
少なくなって来ている事などなど、
様々なアドバイスとご意見をいただきました。
   ・・・
父と家業についてあまり話しをした事がなかったので
なんか少しうれしい気持ちになりました。
   ・・・
それから私がお店を営む事になり、
そして登美屋さんの旦那さんも他界されました。
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以前、登美屋さんで購入されたはきものの
花緒を交換されたいと言うお客様にご来店いただきました。
   ・・・
この話しの続きはまた今度・・・。

うつわの新しい作家さん。

   ・・・

2009motoharuozawa01

岐阜県土岐市で作陶される
小澤基晴さんの作品です。
   ・・・
まだサンプルの段階ですが、
11月には入荷の予定です。
初めて都内で小澤さんの作品を
見かけた時から、この鉄赤のものが
気になっておりました。
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今回、クラフト展などで
お忙しい時期でしたが、
送っていただきました。

2009motoharuozawa02

このようなマグカップも・・・。
   ・・・
他にもいろいろと入荷の予定です。
またこちらでご紹介しますね。

陶器のマッチ箱入荷です。

2009awakahori

静岡・赤堀友美さんの陶器の
マッチ箱が入荷しました。
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入荷してはなくなり・・・の繰り返しで
ご迷惑をおかけしておりました。
今回は写真の3点の他に10種類もの
マッチ箱が揃いました。
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赤堀さん、都内北区にあります
カフェギャラリーリトルコさんにて
「陶 二人展」岡田晶子 赤堀友美を
開催中なのです。
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今回赤堀さんは実験室にあったような
ビーカーやフラスコ、試験管などを
モチーフにした作品があるそうです。
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会期は連休明けの13日まで。
お近くの方はぜひぜひ・・・。

制限がある中でのお洒落。

Seigenaruhakimono

ふらっとご来店いただいた
ご年配のお客様。
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会話をさせていただいている中で、
なんとなく現状の持ち物に
ご満足されてないご様子・・・。
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はきものも、そのようで、
白の花緒はそのままで、台や爪革を
アレンジされたものに・・・。
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台は茶竹表の「千両」という形、
爪革は最近入荷の黒と鼠のストライプ。
   ・・・
ご職業柄、ある程度制限されますが
さりげない部分できちんとお洒落するって
なんか、とてもかっこいい気がします。
   ・・・
個人的には、こういうの好きです。
憧れです・・・。