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Archives for 7月, 2008

素材はいい方がいい・・・。

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と、納得いくアドバイスを
息子さんに言われました。

下駄の素材は「桐」ですが、
写真の下駄は「会津桐」。

このような焼加工のもの、
下駄を履かれる玄人さんは
敬遠される方も多いのですが、

ちゃんととした木で、
ちゃんとした加工、
ちゃんとしたところが創れば、
このように素敵な下駄が
出来上がるのです。

でも、ちゃんとしていない、
花緒をホチキスで止めている、
そんなモノが、
未だに氾濫している
ご時世なのです。

こまったもんです。

いっちょ前のお値段・・・。

2008zori7
タイトルから想像すると
何の事か、わかりませんが
このお草履、創られる行程が
多く、素材もけっしてお安くない。

つまり、高いのです。

通常の小判型のお草履よりも
少し幅が広くできており、
表は本アジロです。
側の部分は黒の牛革。

お草履全体がビシッと
クールな感じですが、
やさしい色合いの花緒が
ポイントになっています。

花緒は「斜子織」の正絹。

決して、お客様との会話で
「クール」なんてコトバは
言わないんですけどね・・・。

ハーレーダビットソンと雪駄

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日曜日の午後、
すんごいエンジン音と共に表れた
ハーレーに乗ったおふたり。

おひとりの女性が当店を
ご紹介いただき、
もうひとりの男性は
わざわざ盛岡よりご来店。

ホンモノの雪駄をご希望で
カラス表の雪駄に・・・。

花緒は上原勇七「印傳屋」の
「よろけ格子」の茶に白。

渋いコーディネイトですが、
お似合いになりそうなのです。

いやいや、しかし、
かっこいいおふたりでした。

ご友人へプレゼント・・・。

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7月22日のブログでも
紹介しておりますが、
ご友人へのプレゼントとして
お誂えいただきました。

贈り主様と同じ「院蔵織」の花緒。

茶竹表の下駄と淡い黄緑の花緒。
前ツボが控えめの朱赤と
少しだけポイントとなっています。

素敵な夏のプレゼントに
なりました。

おふたりで、お着物で、
どこかへ、お出かけ・・・。

いいですね。

足が小さいから・・・。

2008geta19
夏のお着物で気軽に
下駄にされたいとのご要望。

お足が小さいと言う事と
ある程度幅のある下駄との
ご希望でしたので
茶竹の下駄に・・・。

もちろんSサイズ仕様です。

花緒は「院蔵織」と言って、
正倉院の裂地を復元した
正絹の生地です。

お誂えいただいたお客様が
出来上がりを喜んでくれて
お友達の下駄も・・・と
後日、ご注文をいただきました。

その下駄は、また後日
ここで紹介いたします。

外国の方へのお土産。

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と言う事で、はじめは
桜皮の台にされる予定でしたが、
足が大きいとの事で
おまかせに・・・。

茶竹の表によろけ縞の花緒。

男性・女性問わず、
茶竹・カラス表の下駄は
履いてしまうと、
ホントとりこになる位に
履き心地がいいのです。

センスのいい下駄を親子で・・・。

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奥様の方は茶竹の右近に
よこ縞のホースヘアの花緒。
ホースヘアとは馬のシッポの毛を
染め上げたものです。

でも以外によこ縞に仕上げたのは
めずらしいのです。

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当店の近所にお勤めの
娘さんはお洋服も
いつもかっこいい方なのです。

今回はカラス表右近に
これもめったにない
よろけ縞の黒ベースの花緒。
ご希望で前ツボを赤に・・・。

そして焼仕上げの右近に
麻の蚊帳生地の花緒。
通常は夏のお草履用の花緒ですが
さらりと下駄に・・・。

店主が何も言わなくても、
「これにこれ!、こっちにはこれ!」と
ちゃんと決めてくださる、
素敵な親子です。

イタリアはミラノから・・・。

2008zori4
今年3月にイタリアはミラノから
一通のメールをいただきました。

6月にイタリアで結婚式があるので
お草履をお願いしたいとの事。

遠いイタリアと秋田で
こんな感じ・・・あんな感じ・・・と
メールのやりとりがありました。

そして6月。
Itariakimono_2 
無事終わられたと、お写真を
メールでいただきました。

結婚式はイタリア・トスカーナ地方の
教会だそうです。

Itariatoskarna
山の上の教会のようです。

遠い国イタリアの地で
当店のお草履が履かれたなんて
光栄でもあり、
今後の励みにもなります。

お草履は南部表の台に
「和紙織」と言って、
正絹と和紙を織り込んだ花緒です。

店主も素敵な経験を
させていただきました。

ミラノのI様、
本当にありがとうございました。

これ・・・本物のベビ・・・?!

2008geta12
お馴染みさんですが、
雪駄と下駄を迷われて
「たまに下駄にするか・・・」
と言う事になりました。

茶竹表の大きいサイズにされ
いざ花緒を決められる時に
本錦ヘビのものと印伝のもので
迷われましたが、
奥様のひと言で本錦ヘビに・・・。

豪快な旦那様にぴったりの
下駄に仕上がりました。

洒落た下駄で田んぼへ・・・。

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茶竹表の下駄です。

幅が通常のものに比べ
少し広いので履きやすいのです。

そしてこの表地を履かれた方は
他のものが履けないと言っても
過言ではない位に
足になじみます。

田んぼ中をお歩きになるには
ちょっと贅沢っぽい下駄ですが
さらりと行かれる・・・、
そんなお客様なのです。